子牛の下痢及び肺炎の早期診断システムの開発(105)
課題番号 | 1993003512 |
研究機関名 | 家畜衛生試験場(家畜衛試) |
研究期間 | 完S63〜H04 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 家畜,家きん疾病の総合的防除技術の確立 |
大課題 | 衛生管理技術の体系化 |
中課題 | 舎飼い家畜,家きんにおける衛生管理技術の確立 |
小課題 | 子牛の下痢及び肺炎の早期診断システムの開発(105) |
摘要 | ELISA法による牛の下痢及び肺炎関連細菌・ウイルスの抗体検出法の開発を検討した。本課題ではまず細菌及びウイルス各4種類の病原体に対するELISA法を開発し、これを用いて呼吸器症状を示していた26牛群、下痢を示していた27牛群の野外症例について診断を試みた。呼吸器病26群の中18群(69%)、下痢症例27群の中22群(82%)に抗体の推移から感染が認められ、診断が可能であった。呼吸器症例で8群、下痢の症例で5群は今回の方法で診断できなかったが、感染に起因しないこれら疾病も考えられる。以上のことから、本課題で開発したELISA法は野外症例の診断に利用し得るものと思われた。 |
研究分担 | 総合診断・病原診断研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030038049 |
収録データベース | 研究課題データベース |