抗酸菌感染症の病変形成における免疫担当細胞の細胞病理学的研究(146)

抗酸菌感染症の病変形成における免疫担当細胞の細胞病理学的研究(146)

課題番号1993003550
研究機関名家畜衛生試験場(家畜衛試)
研究期間完H02〜H04
年度1993
研究問題先端的,基盤的技術の開発
大課題病理診断の基準化
中課題形態病理発生の解明
小課題抗酸菌感染症の病変形成における免疫担当細胞の細胞病理学的研究(146)
摘要本研究では、牛ヨーネ病の実験感染モデルとして有用なBCG感受性系統マウスBALB/cと抵抗性系統C3H/HeJを用い、ヨーネ菌によって誘発される肉芽腫病巣の系統間差異について検索した。その結果、感受性系統BALB/cでは、抵抗性系統C3H/HeJに比べてより多くの臓器で広範な肉芽腫病変の形成が認められ、類上皮細胞内での菌増殖に伴って同細胞の酵素産生や抗原提示機能の活性に低下が認められた。また、BALB/cの脾臓では菌接種後、CD4+およびCD8+Tリンパ球ともに一貫した減数がみられたのに対し、C3H/HeJでは接種6週をピークとするCD4+Tリンパ球の増数とBリンパ球の増数がみられ、病変形成は終息に向かった。以上のことから両系統マウスのヨーネ菌に対する感受性差異は、マクロファージ機能の活性化の差異に起因し、リンパ球によるヨーネ菌抗原特異的な免疫能の発動の違いに関与していることが示唆された。これらの知見は、今後、牛ヨーネ病の発症機構を解明する上で有効である。
研究分担研三製剤・生理活性研病理2研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030038087
収録データベース研究課題データベース

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