実験昆虫による選抜理論の照合(28)
実験昆虫による選抜理論の照合(28)
課題番号 | 1993000795 | ||
---|---|---|---|
研究機関名 | 畜産試験場(畜試) | ||
研究期間 | 継H03〜H08 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 家畜・家禽等の生物機能の遺伝的解明とその育種技術への応用 | ||
大課題 | 家畜・家禽等の高品質系統作出技術の開発 | ||
中課題 | 計量遺伝学的手法を用いた育種技術の開発 | ||
小課題 | 実験昆虫による選抜理論の照合(28) | ||
摘要 | 温湿度を制御した飼育装置の中で乾燥酵母を添加した市販飼料(ふすまと小麦粉)の給餌により、実験昆虫Tribolium(コクヌストモドキ)の通年安定した飼育・繁殖環境を確立した。この昆虫は完全変態をするが、発育ステージによる重量変化からみて幼虫→蛹の方が、蛹→成虫よりも変動が大きく、最初の変態の方が困難性を示唆していると思われる。遺伝的変異の大きな集団を作出するためにつくば、九州、沖縄で採集された地方系統8種類に既存系統1種類を加えた9系統を用い、合成系統を作成した。この系統は、夏季に飛翔活動がみられるのが問題である。T. castaneumとT. freemaniの種間雑種における蛹重量に明らかに母性効果が認められるが、雑種強勢はみられなかった。この雑種は不妊であり、T.c ♂×T.f ♀雑種は逆交配に比べ性比の異常を示し、生存力も弱いようである。 | ||
研究分担 | 育種・育種1研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030038145 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |