「一週間養蚕」を軸とする低コスト繭生産技術体系の確立−細繊度・広食性蚕品種の育成(110)
課題番号 | 1993003360 |
研究機関名 | 蚕糸・昆虫農業技術研究所(蚕糸昆虫研) |
研究期間 | 完H02〜H04 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 用途別繭の効率的生産技術の開発 |
大課題 | 用途別蚕品種の育成と増殖技術の開発 |
中課題 | 新育種法の確立と新規用途用蚕品種の育成 |
小課題 | 「一週間養蚕」を軸とする低コスト繭生産技術体系の確立−細繊度・広食性蚕品種の育成(110) |
摘要 | 絹新素材の原料となる細繊度繭糸の安定供給をはかる目的で、細繊度で広食性の蚕品種育成を行う。系統選抜(5〜7世代)の結果、日本種3、中国種4系統が繊度は2d内外になり、LP飼料摂食性が80%以上に向上した。また、日本種×中国種の12の交雑種の性状を調べた結果、繊度は殆どが2.5d以下と細かったが、摂食性は90%以下のものが多く、収繭量、生糸量歩合も普通品種の水準に到達したものが少なく、全体的にさらに改良が必要である。次に、LP飼料摂食性は雄より雌の方が優れていることが認められ、また繊度の発現に関与する遺伝子が第2、第3、第11、第14の染色体に座位することが明かになった。 |
研究分担 | 松本・繭質育種研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030038422 |
収録データベース | 研究課題データベース |