市場性に関わるイチゴの生食適性要素の解明(121)
課題番号 | 1993001586 |
研究機関名 | 野菜・茶業試験場(野菜茶試) |
研究期間 | 継H04〜H06 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 遺伝資源の利用と育種 |
大課題 | 野菜品種の育成 |
中課題 | 品質・流通加工適性育種 |
小課題 | 市場性に関わるイチゴの生食適性要素の解明(121) |
摘要 | イチゴ果実は、着色の進行に伴い果皮、果肉及び果心の貫入抵抗が低下したが、部位別には果心部での低下割合が最も大きく、食味評価において重要な要素と判断された。品種別には‘とよのか’は各部位の抵抗値は余り高くないが、特に果肉部抵抗値の着色進行に伴う低下割合が小さく、ペクチン分析においても非水溶性画分の減少割合が小さかった。一方完熟収穫後の室温(15℃)保存では、果皮貫入時間(プランジャーが果皮に接触してから貫入するまでの距離で評価)の変化程度に品種間差が認められ、‘とよのか’では相対的に小さかった。これらのことから日持ち性の品種間差には、収穫時の果皮及び果肉硬度に加え、成熟及び貯蔵過程におけるそれらの変化割合も密接に関わるものと判断された。 |
研究分担 | 久留米・育種2研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030038596 |
収録データベース | 研究課題データベース |