生体内ストレスの解明と制御(205)
生体内ストレスの解明と制御(205)
課題番号 | 1993001657 | ||
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研究機関名 | 野菜・茶業試験場(野菜茶試) | ||
研究期間 | 継H04〜H07 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 生理生態特性の解明とその制御技術の開発 | ||
大課題 | 生態反応の解明と制御技術の開発 | ||
中課題 | 環境ストレス耐性の解明と制御技術の開発 | ||
小課題 | 生体内ストレスの解明と制御(205) | ||
摘要 | 低温順化によってキャベツの耐凍性が獲得される機構を解明するために、耐凍性の獲得と糖成分との関係を検討した。低温順化処理をしなかった幼植物は、どの品種も−6℃で全個体が枯死した。3日間低温順化すると‘晩抽理想’で40%、‘YR50号’では60%の個体が生き残り、低温順化の効果がみられた。全体的には低温順化期間が長くなるにしたがって生存率が増加する傾向にあった。‘晩抽理想’の糖含量は低温順化処理3日間で急激に増加し、スクロースで約2倍、グルコースで約6倍、フルクトースでは約3倍の増加となった。従って、キャベツ幼植物は比較的短期間に耐凍性を獲得することが明らかになり、耐凍性の向上には糖の蓄積が関わっていることが示唆された。 | ||
研究分担 | 生理生態・ストレス研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030038667 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |