ブロッコリーべと病菌の凍結保存(244)
ブロッコリーべと病菌の凍結保存(244)
課題番号 | 1993001695 | ||
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研究機関名 | 野菜・茶業試験場(野菜茶試) | ||
研究期間 | 完H03〜H04 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 生産安定化技術の開発 | ||
大課題 | 病害虫防除技術の開発 | ||
中課題 | 病害の発生生態及び被害機構の解析と主要病害の発生予測技術の開発 | ||
小課題 | ブロッコリーべと病菌の凍結保存(244) | ||
摘要 | 長期保存ができないとされるべと病菌の保存を試みた。各分散媒にブロッコリーべと病菌の分生胞子を懸濁し、長期凍結保存を試みた。5%dimethyl sulfoxide(DMSO)+5%skim milkおよび5%DMSO+5%glucoseに懸濁し−20℃で凍結した結果、3か月後にはほとんど分生胞子の発芽はみられなかった。胞子懸濁液を−80℃で24時間凍結処理した場合、発芽率が著しく低下したが、−20℃で24時間凍結後に−80℃で24時間凍結を行うと高い発芽率を示した。そのため、−20℃で24時間凍結後に−80℃に移行させ、長期凍結保存を試みた。その結果、10%DMSO+5%skim milk、10%DMSO+10%skim milkの各区では12か月後においても分生胞子の発芽率はそれぞれ47.7、46.9%と高く、ブロッコリーに対する病原性も維持されていた。この条件により、べと病菌の長期保存が可能となった。 | ||
研究分担 | 環境・病害1研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030038705 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |