イチゴに発生する病害の発生生態と被害機構の解明(252)
課題番号 | 1993001703 |
研究機関名 | 野菜・茶業試験場(野菜茶試) |
研究期間 | 継H01〜H05 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 生産安定化技術の開発 |
大課題 | 病害虫防除技術の開発 |
中課題 | 病害の発生生態及び被害機構の解析と主要病害の発生予測技術の開発 |
小課題 | イチゴに発生する病害の発生生態と被害機構の解明(252) |
摘要 | 長崎県で発生した葉枯症状の病原菌をColletotricum acutatumと同定した。病原菌の胞子濃度と発病の関係をみると1ml当たり10、000から発病がみられたが、安定した発病には1,000,000の濃度が必要であった。本菌分生胞子の発芽適温や発病の適温は従来の炭そ病菌よりもやや低い25℃付近であった。本菌はイチゴ以外にトマト、アネモネ、リナンサス、ヒナゲシなど科を越えた植物に病原性を示した。このうち、トマトは従来の炭そ病菌では発病しないので両菌の判別植物として利用できると考えられた。イチゴ以外の作物から分離されたC. acutatumはイチゴに葉枯症状を起こすことがなく、本病と直接の関係はないものと考えられた。本菌は岩手県でも分離されており、全国的に分布しているものと思われた。 |
研究分担 | 久留米盛岡・病害研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030038713 |
収録データベース | 研究課題データベース |