課題番号 | 1993001932 |
研究機関名 | 農業工学研究所(農工研) |
研究期間 | 継H04〜H06 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 農業施設の計画・設計・制御技術の開発 |
大課題 | 農業施設の高度化と低コスト化のための計画・設計・管理技術の開発 |
中課題 | 新材料・新構造の開発・利用による農業施設の構造計画・設計技術の開発 |
小課題 | 農業施設の低コスト化設計技術の検討(133) |
摘要 | 被覆フィルムの強度を実験的に明らかにした。使用フィルムは農業用ビニルフィルム、フッ素系フィルムおよび硬質フィルムである。フィルムを展張する母屋フレームの寸法は1.5m(長)×0.5m(幅)×3スパンであり、フィルム留め方式はビニペット留めとタッピング留めであり、荷重は正・負荷重である。結果を次に示す。■破壊(損傷)は、ビニペット留めの場合、留め具付近のフィルムの穴あきが多く、次に、フィルムを押さえている波型スプリングのはずれである。また、タッピング留めの場合、フィルムの伸びによる(フィルムの)ネジ穴の露出とその拡大である。■破壊強度の大きさは農業用ビニル以外雪や風に対し十分安全な数値を有している。■破壊強度は被覆材、留め方、荷重方向で異なる。フッ素系フィルムはビニペット留めの正荷重で最大の破壊強度456kgf/■を有する。■破壊強度は、正荷重に比べて負荷重が低い傾向となっている。屋根面は負荷重の圧力が大きくなるため、フィルム強度は負荷重の数値を基本と考える必要がある。5年度は高棟パイプハウスの骨組の安定性を検討する。 |
研究分担 | 農地・施設構造研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030038942 |
収録データベース | 研究課題データベース |