浮魚類の卵・稚仔輸送過程の解明(34)
浮魚類の卵・稚仔輸送過程の解明(34)
課題番号 | 1993005264 | ||
---|---|---|---|
研究機関名 | 南西海区水産研究所(南西水研) | ||
研究期間 | 継H04〜H08 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 水産資源の変動機構の解明 | ||
大課題 | 南西外海域における水産資源の変動機構の解明 | ||
中課題 | 水産資源生物の再生産と加入機構の解明 | ||
小課題 | 浮魚類の卵・稚仔輸送過程の解明(34) | ||
摘要 | マイワシの主要な産卵場である九州南方海域において、表層の流れの場と500m以浅の海洋構造に対する海底地形の影響を検討した。解析に使用したデータは4年2月の俊鷹丸によるマイワシ産卵調査時に得られた海洋観測データである。その結果、この時の表層の黒潮は屋久島のすぐ南を流れ、種子島の南東の陸棚斜面上に低気圧性の渦が形成されていた。各深度の水温・塩分・密度の水平分布から、トカラ海峡の北側の浅いところを通過する流れが種子島南東の渦の形成に関与し、そしてこの渦が下層に沿岸湧昇を引き起こしていることが明かになった。この現象と種子島南東に毎年冬から春にかけて形成される黒潮の小蛇行の形成との関連が示唆された。 | ||
研究分担 | 外海調査・生環研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030038988 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |