生体調整物質による生理機能の制御(27)
生体調整物質による生理機能の制御(27)
課題番号 | 1993005582 | ||
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研究機関名 | 養殖研究所(養殖研) | ||
研究期間 | 継H03〜H05 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 種苗生産及び養殖技術の高度化 | ||
大課題 | 養殖技術の高度化 | ||
中課題 | 生体機能の発現と制御 | ||
小課題 | 生体調整物質による生理機能の制御(27) | ||
摘要 | トリプトファン(Trp)の代謝産物である5−HTのアユ性成熟機構への関与を再確認するため、3年度の卵黄蓄積期のアユ(雌GSI;約9)を対象とした効果判定試験に続いて、4年度は卵黄蓄積開始前の未熟魚(雌GSI;0.1以下)を用いて効果判定試験を行った。トリプトファン添加飼料区では、雌雄とも排卵・産卵が対照区と比較して1〜2週間早まる傾向が認められた。一方、5−HT生合成阻害剤添加飼料区の雌では、対照区より1カ月以上排卵が遅延する傾向が認められた。しかし、いずれの処置も卵黄蓄積速度には影響しなかった。以上の結果は、3年度の結果とほぼ一致しており、Trpの経口投与や魚体内の5−HTレベルの制御によって、アユの最終成熟時期を人為的に操作し得ることが示唆された。 | ||
研究分担 | 栄養代謝・栄研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030039068 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |