人工的酸性環境における冷水魚類の生理・病理学的特性の解明(51)

人工的酸性環境における冷水魚類の生理・病理学的特性の解明(51)

課題番号1993005605
研究機関名養殖研究所(養殖研)
研究期間完H03〜H04
年度1993
研究問題有用水産資源の培養及び管理技術の確立
大課題水域生産力の有効利用
中課題好適生産環境の解明と制御
小課題人工的酸性環境における冷水魚類の生理・病理学的特性の解明(51)
摘要河川を下り海に降海回遊するサケ(シロサケ)稚魚が酸性水に曝された場合、海水適応に必要な浸透圧調節機能に影響があるか検討した。シロサケ稚魚をpHが6、5、4に調整した硫酸酸性水中に24時間維持すると、その血清Na濃度は低下した。同時にpH3で行った実験では2時間以内に30個体全てが死亡した。これらの結果は、酸性強度が増すに従い血清Naが体外に流出することを示している。硫酸酸性水に曝された実験群を淡水に戻して24時間後の血清Na濃度は、pH6と5では対照群の水準に回復したが、pH4に曝された稚魚の血清Na濃度は回復せず淡水に適応する浸透圧調節機構に異常が認められた。実験魚を酸性水に24時間曝露した後海水に投入した場合、いずれの酸性強度でも対照群の血清Na濃度と差は認められなかった。この結果は、一般に起こり得ると考えられる河川の酸性化の範囲に24時間曝される程度の条件では、海水中での浸透圧調節機能に障害にならないことを示している。
研究分担日光・育種研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030039091
収録データベース研究課題データベース

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