貝類による炭素固定能の解明
貝類による炭素固定能の解明
課題番号 | 1993005611 | ||
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研究機関名 | 養殖研究所(養殖研) | ||
研究期間 | 新H05〜H08 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 有用水産資源の培養及び管理技術の確立 | ||
大課題 | 水域生産力の有効利用 | ||
中課題 | 好適生産環境の解明と制御 | ||
小課題 | 貝類による炭素固定能の解明 | ||
摘要 | 海洋における大気中の炭酸ガス吸収経路の一つとして、生物のバイオミネラリゼーションによる炭酸殻体への固定があげられ、貝類はその中でも極めて重要な位置にある。海水中の炭酸ガスは貝の主要な餌料である植物性プランクトンに取り込まれ、有機炭素の形に転換されたのち、貝に摂取されて体内で同化蓄積される。次いで、代謝の過程で再び炭酸ガスとなり炭酸殻中に固定されるものと推測されている。マガキ、アコヤガイ等を材料に、このような炭素の流れを13Cのような安定同位体等を用いて確認するとともに、量的に把握し、海洋中の炭酸ガス循環における貝類の役割を明らかにする。5年度は屋内での餌料及び糞の採取実験を行い、貝体内への炭素の取り込み率や同化率の算出法を確立する。6年度以降は自然条件下での餌料環境や貝の栄養状態を考慮した炭素同化量を把握する。 | ||
研究分担 | 栄養代謝・栄研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030039097 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |