河川の環境変化が魚類の繁殖生理に及ぼす影響の解明(97)

河川の環境変化が魚類の繁殖生理に及ぼす影響の解明(97)

課題番号1993005179
研究機関名中央水産研究所(中央水研)
研究期間継H03〜H05
年度1993
研究問題人爲的な水域環境改変等の水産資源に及ぼす影響の解明
大課題内水面における土木工事等の水産資源への影響の解明
中課題河川における土木工事の水産資源への影響の解明
小課題河川の環境変化が魚類の繁殖生理に及ぼす影響の解明(97)
摘要アユが産卵するための必須条件である物理的環境(水流および産卵基質としての砂利)の雌の最終成熟における生理的役割について調べた。環境を設けた水槽および設けない水槽に、成熟したアユの雌をあるいは雌雄を混合して収容して排卵経過を観察した結果、雌雄混合群(環境設置)においてのみ高率に排卵がみられた。この結果は産卵環境が排卵の直接の引き金にはならず、それには雄の存在が必要であることを示す。そこで、雄の飼育水を雌のみを収容した2水槽(一方には環境設置)に導入して雌の反応を観察した結果、環境を設けた群のみで最終成熟ステロイドホルモンの分泌が確認され、多くの個体が排卵した。この結果は、アユの排卵は雄のフェロモンに反応して起こる現象であり、雌がこれに反応するためには産卵にとって好適な物理的環境が必要であることを示す。
研究分担内水面利用・環境研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030039444
収録データベース研究課題データベース

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