水産製品の脂質劣化評価法に関する研究(140)
水産製品の脂質劣化評価法に関する研究(140)
課題番号 | 1993005215 | ||
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研究機関名 | 中央水産研究所(中央水研) | ||
研究期間 | 継H04〜H08 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 水産物の安全性確保及び品質評価法の確立 | ||
大課題 | 水産物の品質評価技術の確立 | ||
中課題 | 品質評価法の改良と開発 | ||
小課題 | 水産製品の脂質劣化評価法に関する研究(140) | ||
摘要 | 長期貯蔵する水産製品、乾製品については、酸化の適切な評価法がないため、便宜的に過酸化物価(PV)を指標とする方法が広く用いられている。しかし、PV法では酸化の進行に伴い、上昇したPVは、最高値を示した後、下降する。一方、NMRを用いた酸敗評価法では、酸化進行とともにNMRスペクトル中のRo、Rmは単調減少を続けるため、この方法を長期貯蔵した水産乾製品の脂質について試みた。精製中性魚油のモデル系あるいは粗製魚油を用いて、劣化度をNMR法とPV法で長期間追跡した。PVはある一定時期を過ぎると増加から減少に転じたり、増減を繰り返した。一方、NMRスペクトル中のRo、Rmは、ともに単調減少を続け、PVが減少に転じた時期以降も変化の方向は一定で、上記2法を組み合わせることから、より正確に劣化度を評価できるものと考えられた。 | ||
研究分担 | 利用化学・脂質研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030039480 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |