野菜に対する低投入持続型施肥技術の開発(102)
野菜に対する低投入持続型施肥技術の開発(102)
課題番号 | 1993002873 | ||
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研究機関名 | 四国農業試験場(四国農試) | ||
研究期間 | 継H03〜H05 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 温暖・傾斜農業地域における総合生産力向上技術の確立 | ||
大課題 | 農地土壌の管理及び施肥技術の開発 | ||
中課題 | 主要農作物に対する施肥技術の開発 | ||
小課題 | 野菜に対する低投入持続型施肥技術の開発(102) | ||
摘要 | ポット試験で、単肥区(硫安−過石−塩加)、化成区(三要素入高度化成肥料)に対して改善区(硝安−リン加−硝加)を設けて施肥と作物の栽培を繰り返した。単肥区と化成区では土壌の電気伝導度(EC)が上昇して塩類が集積したことが示されたが、改善区においては塩類の集積はまったく認められなかった。土壌のpHは単肥区と化成区では著しく低下したが、改善区ではわずかの低下にとどまった。2作目のビタミン菜の生育は単肥区では著しく劣り、化成区ではバラツキが大きいものの平均的には劣ったのに対して、改善区では良好な結果が得られた。これらのことから、改善区のような三要素以外の随伴肥料成分を含まない施肥体系にすれば、土壌中の塩類過剰集積とそれに伴う作物の生育障害は回避されることが示唆された。 | ||
研究分担 | 生産環境・土壌管理研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030039603 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |