食物関係からみた底魚類の共存機構の解明(61)
食物関係からみた底魚類の共存機構の解明(61)
課題番号 | 1993005371 | ||
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研究機関名 | 西海区水産研究所(西海水研) | ||
研究期間 | 完H01〜H04 | ||
年度 | 1993 | ||
研究問題 | 有用水産資源の培養及び管理技術の確立 | ||
大課題 | 九州西岸及び沖合域における魚介類の餌料環境と環境収容力の解明 | ||
中課題 | 有用魚介類を中心とする生物群集の動的構造の解明 | ||
小課題 | 食物関係からみた底魚類の共存機構の解明(61) | ||
摘要 | マダイ及びその主要共存魚種であるチダイ、サビハゼ、ヒメジ、ネンブツダイが、湾奥部に集中する時の食性はチダイがアミ類を主食とする以外は全てヨコエビ類を主食とする。しかし、魚種間の食物重複度指数をヨコエビの種レベルで比較すると月・年度間で高低が見られた。これは、環境中のニッポンスガメの分布密度が高い時には多くの共存魚種がこのヨコエビ種を主食とするが、低くなるとマダイ以外は他のヨコエビ種に主食を転換するという食性分離の結果であった。しかも、マダイは主食を換えないという意味ではマダイ優位の分離と考えられる。一方、この分離はヒメジ及びサビハゼの餌の小型化を招く結果となり、両種にとっては不利な食性転換になった可能性が高い。 | ||
研究分担 | 資源増殖・魚増殖研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030039685 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |