小麦粉の物理性に関する簡易選抜システムの開発(135)
課題番号 | 1993002371 |
研究機関名 | 東北農業試験場(東北農試) |
研究期間 | 継H02〜H06 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 寒冷地の畑作地帯における総合生産力向上技術の確立 |
大課題 | 畑作物品種の育種法の確立 |
中課題 | 品質・成分育種法の開発 |
小課題 | 小麦粉の物理性に関する簡易選抜システムの開発(135) |
摘要 | 粉特性と用途別適性との関係を明らかにし、用途別の品種開発を効率的に行うため、簡易な選抜システムを開発する。4年度は、早期世代で主要品質について選抜するために、透過型近赤外線分析機(近赤機)の育種試験への利用の可能性を検討した。その結果、実測値と近赤機の推定値との相関係数は、原粒粗蛋白含量ではr=0.968**であった。また、硝子率はr=0.725**、粉の明るさはr=0.710**、原粒灰分はr=0.683**、製粉歩留はr=0.583**であった。検量線作成とは別のサンプルに適用したところ、灰分含量以外は有意な高い相関係数が得られた。これらのことから、近赤機が系統選抜のための粗蛋白含量、製粉歩留、粉色の測定に使用できることが明らかになった。 |
研究分担 | 作物開発・麦育種研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030039827 |
収録データベース | 研究課題データベース |