ウシにおける染色体多型と生産性との関連性(217)
課題番号 | 1993002452 |
研究機関名 | 東北農業試験場(東北農試) |
他機関 | 畜試 |
研究期間 | 完H01〜H04 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 草地の高位生産性を基盤とした寒冷地畜産の総合生産力向上技術の確立 |
大課題 | 家畜の作出法と繁殖技術の確立 |
中課題 | 草食家畜資源の遺伝的特性の解明と利用技術の開発 |
小課題 | ウシにおける染色体多型と生産性との関連性(217) |
摘要 | 黒毛和種で見られた7/21ロバートソン型転座と妊性との関係を明らかにするために、7/21転座種雄牛の繁殖能力について調査した。その結果、7/21転座種雄牛の精巣の組織像、精液性状には特に異常は認められなかった。また、娘牛の初産日齢や分娩間隔などの繁殖成績の分析からも転座の影響は確認されなかった。しかし、この転座をヘテロに保有する種雄牛の減数分裂においては、遺伝的に不均衡な細胞が低率ではあったが観察されたことから、7/21転座が妊性の低下を惹起していることも考えられた。また、これまでの広範囲な細胞遺伝学的調査の結果、7/21転座は黒毛和種の集団には特に高い頻度ではないものの広く分布していることが明らかになった。これらの成果は学会報等により公表された。 |
研究分担 | 畜産・家畜育種研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030039908 |
収録データベース | 研究課題データベース |