多胎成立の要因解明とその安定向上技術の確立(223)
課題番号 | 1993002460 |
研究機関名 | 東北農業試験場(東北農試) |
研究期間 | 完S63〜H04 |
年度 | 1993 |
研究問題 | 草地の高位生産性を基盤とした寒冷地畜産の総合生産力向上技術の確立 |
大課題 | 家畜の作出法と繁殖技術の確立 |
中課題 | 生殖細胞操作法とその利用技術の開発 |
小課題 | 多胎成立の要因解明とその安定向上技術の確立(223) |
摘要 | 牛の多子生産技術を確立するため、受胚牛の生理的条件、移植胚の種類および移植方法の違いが胚着床および多胎成立に与える影響を調べた。野外試験で多胎受胎率を調べた結果、胚の日齢は7〜10日、受卵牛の性周期は5〜10日で受胎例が得られた。移植胚の種類別では、移植方法にかかわらず、生体内受精胚が体外受精胚と比較して高い胚生存率を示した。また、移植方法別では、両側子宮角移植よりも人工授精後の追い移植で、高い胚生存率が得られ、子牛生産性は、生体内受精胚の追い移植において最も高いことが明らかとなった。なお移植後80日以降の流産発生率は両側子宮角移植で高かった。体外受精卵の受胎率の低いことが大きな問題として残されたが、引き続き経常研究で、日本短角種を用いた黒毛和種胚の追い移植による双子生産技術の確立に取り組んでいる。成果の受け渡し先:学会誌等に公表する。 |
研究分担 | 畜産・家畜繁殖研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030039916 |
収録データベース | 研究課題データベース |