デンプン合成キー酵素の遺伝子構造の解析と発現調節機構の解明(75)
課題番号 | 1994000382 |
研究機関名 | 農業生物資源研究所(生物研) |
研究期間 | 継H03〜H07 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 農業生物の生理機能・生体機能の制御・利用技術及び未利用生物の有効利用技術の開発 |
大課題 | 植物におけるエネルギーの固定と代謝制御機構の解明 |
中課題 | 植物の炭素代謝及びその制御機構の解明 |
小課題 | デンプン合成キー酵素の遺伝子構造の解析と発現調節機構の解明(75) |
摘要 | 植物のデンプン合成過程のキー酵素であるQエンザイム(QE)の機能を解析するため、イネ胚乳QEIのcDNAをタバコに導入した。タバコ形質転換植物体内にイネQEを安定的かつ高活性で発現させることに成功した。タバコのデンプン代謝への影響を今後調べる必要がある。また、イネシュガリー突然変異体の胚乳に蓄積するグルカンはアミロペクチンとは異なり、α−1,6分岐頻度の高いフィトグリコーゲンで、その原因はRエンザイム(RE)であることを解明した。この事実はREがアミロペクチンの分子構造を決定する上で極めて重要な役割を果たしていることを示唆している。今後、本酵素の特性、遺伝子構造を解明する研究が急務である。 |
研究分担 | 機能開発・環境耐性研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030040029 |
収録データベース | 研究課題データベース |