課題番号 | 1994000405 |
研究機関名 | 農業生物資源研究所(生物研) |
他機関 | 東北農試 |
研究期間 | 継H05〜H10 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 農業生物の生理機能・生体機能の制御・利用技術及び未利用生物の有効利用技術の開発 |
大課題 | 植物の生長・発育機構の制御法の開発 |
中課題 | 植物における生長・発育の環境適応機構並びにストレス耐性機構の解明 |
小課題 | 植物生長過程に及ぼす低温の影響(100) |
摘要 | 低温ストレスに対する植物に特有な反応を、エネルギー代謝の面から解析する。5年度は、イネ胚乳のデンプン合成過程への低温(15℃)の影響を検討するために、登熟各時期の主要酵素の胚乳内におけるレベル変動を詳細に調べた。その結果、低温処理植物においては、デンプン粒結合性スターチシンターゼの増加カーブが、他の4種類の酵素の増加カーブと同様に遅れるという共通性がある反面、登熟後期における活性レベルは、対照植物の値よりも顕著に高いという他の酵素には見られない特徴が認められた。この事実は、低温によってアミロース含有量が高まりコメの食味が悪化するというよく知られた現象の生化学的要因であると推測された。 |
研究分担 | 機能開発・環境耐性研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030040052 |
収録データベース | 研究課題データベース |