新規な糖鎖認識物質を用いた糖鎖の分離、精製、検出技術の研究(104)
課題番号 | 1994000410 |
研究機関名 | 農業生物資源研究所(生物研) |
研究期間 | 延H03〜H08 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 農業生物の生理機能・生体機能の制御・利用技術及び未利用生物の有効利用技術の開発 |
大課題 | 植物,微生物及び小動物における生体機能利用技術の開発 |
中課題 | 生物における生体高分子機能の解明と利用技術の開発 |
小課題 | 新規な糖鎖認識物質を用いた糖鎖の分離、精製、検出技術の研究(104) |
摘要 | イヌエンジュ種子レクチン(MAL)およびそれから作成した糖結合部位を一つしか持たない誘導体(MMAL)を用いて、結合価数の相違と生物活性の関係について検討した。ウシ末梢血リンパ球に対する幼若化実験の結果、MALを添加した系では、[3H]チミジンの取り込みが著しく増加し、DNA合成の促進及びリンパ球の活性化が観察された。一方、同一条件下でMMALを用いて処理した場合では、MALに比べ[3H]チミジンの取り込みが大幅に減少し、こうしたマイトジェンとしての活性には、レクチンのもつ2価以上の結合価数が重要な役割を担っていることが示唆された。また、種々のリンパ球細胞表層に対する特異抗体を用いて、フローサイトメーターで分析した結果、MALはヘルパーT細胞を顕著に活性化することが明らかになった。プロジェクト研究の延長により、研究期間を変更。 |
研究分担 | 細胞育種・細胞生理研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030040057 |
収録データベース | 研究課題データベース |