種子貯蔵タンパク質バイオメデカルプラスチックの新素材の開発(107)
課題番号 | 1994000412 |
研究機関名 | 農業生物資源研究所(生物研) |
研究期間 | 継H03〜H12 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 農業生物の生理機能・生体機能の制御・利用技術及び未利用生物の有効利用技術の開発 |
大課題 | 植物,微生物及び小動物における生体機能利用技術の開発 |
中課題 | 生物の生体膜等細胞機能の解明と利用技術の開発 |
小課題 | 種子貯蔵タンパク質バイオメデカルプラスチックの新素材の開発(107) |
摘要 | ライムギの種子から生分解性バイオプラスチックを作成する目的で。ライムギの種子からアルコ一ル可溶性のグリアジンタンパク質を分離精製し、プラスチックフイルムを作成し、熱的性質を検討した。このタンパク質の分子量は66、26、16KDであり、X線解析から非晶性の構造であった。アミノ酸組成はグルタミン酸、ロイシン、セリンなどが含まれていた。グリアジンタンパク質の熱的性質をDSCで測定した結果、水分の蒸発による吸熱ピ一クか観察され、165℃にグリアジンのガラス転移点による吸熱シフトが現れ、198℃にβ型に結晶化による発熱ピ一クが現れた。グリアジンタンパク質のガラス転移点は165℃であるのでプラスチックの成形温度を165℃以上にし、圧力を加えて成形するとグリアジンタンパク質のフィルムが成形された。 |
研究分担 | 機能開発・生体機能研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030040059 |
収録データベース | 研究課題データベース |