電磁場の生物学的モニタリングによる生体影響評価手法の確立に関する研究

電磁場の生物学的モニタリングによる生体影響評価手法の確立に関する研究

課題番号1994000511
研究機関名農業生物資源研究所(生物研)
研究期間新H04〜H06
年度1994
研究問題遺伝子・細胞操作等による新農業生物資源作出技術の開発
大課題新育種素材の作出のための細胞育種技術の確立
中課題培養細胞等における新遺伝情報の発現機構の解明と制御手法の開発
小課題電磁場の生物学的モニタリングによる生体影響評価手法の確立に関する研究
摘要植物の遺伝子発現に及ぼす電磁場の影響を明らかにするため、病原菌による感染や熱等のストレスを植物に与えたときに誘導される遺伝子が電磁場暴露の植物で発現するかどうかについて検討した。すなわち、0、800、4,000及び8,000ガウスの磁場に0、1、3及び6日間暴露したイネの培養細胞(カルス)及び実生(シュート)でのこれらの遺伝子の発現を、ノーザンブロッティング法により解析した。その結果、ヒートショックタンパク質の生合成に関与する遺伝子HSP90及びHSP70は、いずれもカルスでの発現が認められ、1、3日間の800、4,000、8,000ガウス処理により発現量が増加したが、6日間の処理では800ガウスと8000ガウスで発現量が減少した。感染特異的に誘導されるタンパク質の生合成に関与するPAL遺伝子は、800ガウスで1日、4000ガウスで3日間処理したカルスでのみ発現した。植物の生体防御に関与しているキチナーゼ遺伝子は4000ガウスで3日間処理した区でのみ発現が認められた。これに対して、イネのシュートでは供試した全ての遺伝子が磁場の強度、暴露時間に関係なく全く発現しなかった。以上のことから、植物の遺伝子の中には磁場の影響を受けて発現するものが存在することが明らかになった。
研究分担細胞育種・細胞情報研細胞操作研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030040158
収録データベース研究課題データベース

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