ポストハーベストフィジオロジーの解明による高品質野菜・果実の供給技術の開発(45)
課題番号 | 1994002003 |
研究機関名 | 北海道農業試験場(北農試) |
研究期間 | 継H02〜H06 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 寒地生物資源の低温生理生態機構の解明と機能利用技術の開発 |
大課題 | 寒地生物資源の低温生理生態機構の解明 |
中課題 | 寒地園芸作物の栽培生理・生態及び品質生理機構の解明 |
小課題 | ポストハーベストフィジオロジーの解明による高品質野菜・果実の供給技術の開発(45) |
摘要 | 夕張メロンの果実貯蔵における香気成分合成酵素(とくにエステル合成酵素)活性について調べた。その酵素はpH8〜9の範囲で活性が最も高く、またメチルとアミルアルコールからはエステル合成をしなかった。低温(0℃)貯蔵では、貯蔵後1週間で酵素の活性が急減した。室温(15〜20℃)貯蔵では酢酸エチル合成酵素の活性はクライマクテリマクシマム(以下CM)を過ぎると急減したが、その他のエステル合成酵素の活性はCM後に急増した。無酸素貯蔵では貯蔵前に果実のエチレン処理を行うと、貯蔵果実にエステル合成酵素の活性がみられた。以上のことからエステル合成には温度、酸素、及びエチレンの三条件が不可欠であると判断した。 |
研究分担 | 地域基盤・品質生理研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030040493 |
収録データベース | 研究課題データベース |