畑輪換前年の水稲栽培技術の開発(96)

畑輪換前年の水稲栽培技術の開発(96)

課題番号1994002168
研究機関名北海道農業試験場(北農試)
他機関草地試;東北農試;農研センタ
研究期間完H03〜H05
年度1994
研究問題大規模水田作・畑作農業における環境保全型高位安定生産システムの確立
大課題大規模水田農業における環境保全型高収益生産システムの確立
中課題寒地大規模水田作農業における省力・低コスト営農システムの開発
小課題畑輪換前年の水稲栽培技術の開発(96)
摘要水田の高い生産力を活用するためには計画的に田畑輪換を行うことが望ましい。そのためには輪換畑初年目の畑作物の作柄を安定させることが重要である。そこで畑作物への切り替え直前の水稲を無代かき栽培し、水稲収量を維持しつつ、後作畑作物の安定生産を図るための栽培法を検討した。その結果、無代かき土壌は代かき土壌より粗孔隙率が高く、減水深は大きく、縦浸透水量はやや多く、水温及び地温は同程度かやや高い程度であった。無代かき水田における水稲の生育は代かき土壌に比べて、短稈多けつ型に推移し、地下部下層に根がよく分布する。無代かき水田の穂数は代かき水田より多くなるが、1穂粒数が減少するため籾数/■は穂数ほどには増加せず、収量はやや増加するに留まる。後作畑の砕土率は無代かきにより向上する。無代かき跡地の春播小麦は代かき跡地よりも穂数が多く、多収となり、無代かきの効果が認められる。他方、無代かき土壌は代かき土壌よりも減水深が大きく、深水潅漑が維持し難いため、冷害時の不稔発生が高くなるので、漏水田や冷水掛かりの水田には適用しない。また、無代かき栽培は、代かき作業の省略による春の農繁期の労働ピークの緩和効果が期待できる。今後無代かき土壌の漏水防止対策技術の開発を行う必要がある。
研究分担企連・総研1
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030040658
収録データベース研究課題データベース

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