修復過程における土壌の役割解明に関する研究(842)
課題番号 | 1994004387 |
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) |
研究期間 | 延H03〜H07 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 森林の水土保全・防災機能の維持・増進技術の高度化 |
大課題 | 森林の水土保全機能の解明と治山技術の向上 |
中課題 | 水土保全技術の高度化 |
小課題 | 修復過程における土壌の役割解明に関する研究(842) |
摘要 | マレーシア国Bukit Tarek試験地C1流域において、豪雨時における短時間降雨強度と、洪水時の渓流水に含まれる浮遊物質(SS)濃度を直接法により計測するとともに、有機物量の簡易推定法である強熱減量試験を行い、流出水中の浮遊物質の特徴を把握した。侵食の発生運搬に作用する表流水について、林内および林外の裸地(林道)にプロットを作成し、人為的に表流水を発生させて傾斜・流量・流速等を計測することによって、林地および裸地斜面の水理特性ならびに土砂濃度を調査したところ、実験時の表流水に含まれる土砂濃度は小さいのに対し、豪雨中に計測した土砂濃度は3オーダー高い。これは、豪雨中の雨滴の衝撃力が土砂生産に重要な役割をはたしている理由によるものと推察された。 |
研究分担 | 森林環境・山地防災研治山研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030040966 |
収録データベース | 研究課題データベース |