接着剤の劣化機構の解明(692)
接着剤の劣化機構の解明(692)
課題番号 | 1994004607 | ||
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研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) | ||
研究期間 | 継H03〜H07 | ||
年度 | 1994 | ||
研究問題 | 木質系資源の高度変換利用技術の開発 | ||
大課題 | 木材の化学加工技術の開発 | ||
中課題 | 木材用接着剤の特性解明と改良・開発 | ||
小課題 | 接着剤の劣化機構の解明(692) | ||
摘要 | 接着製品の合理的な促進劣化試験法及び接着耐久性の予測法を開発するため、促進劣化処理したメラミン・フェノール樹脂接着剤(MPF)の化学変化を固体NMRを使って調べた。MPFの硬化過程において、メラミン成分の硬化とフェノール成分のジメチレンエーテル結合の形成は比較的早く進行するが、通常の使用条件ではフェノール成分のメチレン結合はほとんど形成されないことがわかった。このことは、フェノール成分が十分硬化していないことを示す。このような状態のMPFを室温水及び温水に浸漬するとフェノール成分が溶出してくるが、煮沸処理した場合はメチレン結合の形成が促進された。すなわち、煮沸処理により劣化が促進されるだけでなく、硬化も促進されることがわかった。 | ||
研究分担 | 企画調整木材化工・研究管理接着研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030041186 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |