防火処理木材の組合せによる木質系防火材料の性能評価
課題番号 | 1994004617 |
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) |
研究期間 | 延H03〜H07 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 木質系資源の高度変換利用技術の開発 |
大課題 | 木材の材質改良技術の開発 |
中課題 | 木質材料の防耐火性能向上技術の開発 |
小課題 | 防火処理木材の組合せによる木質系防火材料の性能評価 |
摘要 | 床材料に使用される木質材料の燃焼性能を、建築内装材料の燃焼試験法の1つである表面燃焼性試験方法(JIS−A1321)によって評価した。使用した試験材の中で木毛セメント板、木片セメント板は発熱量が小さく、無機質材料との混合が効果的であることを示した。また木質原料の形状の異なるMDFとパーチィクルボード、インシュレーションボードの比較では、MDFの発熱量が小さい傾向を示し、インシュレーションボードは比重が小さく着火までの時間が極めて短く、発熱量、発煙量は大きい結果となった。合板にアスファルトを積層し遮音性能を向上させた試作の床板は、加熱される面により燃焼性状が異なり、アスファルトに着火する場合は、発熱、発煙量が極めて大きいことを示した。これらのことから、材料表面の密度が燃焼性に大きく影響することが明かとなった。 |
研究分担 | 木材化工・難燃研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030041196 |
収録データベース | 研究課題データベース |