ヒノキ・マツ属等の組織培養による増殖の効率化(761)
課題番号 | 1994004705 |
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) |
研究期間 | 継H03〜H08 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 生物機能及び遺伝資源特性の解明と新利用技術の開発 |
大課題 | 林木の生理機能の解明と生物工学的利用法の開発 |
中課題 | 林木の組織培養法の開発 |
小課題 | ヒノキ・マツ属等の組織培養による増殖の効率化(761) |
摘要 | ヒノキの苗条原基は回転培養で約2カ月の間隔での継代培養が可能であったが、サイトカイニンの違いで培養物の形態が影響を受けた。BAPやゼアチンを用いた場合は継代培養を重ねてもほぼ同じ形態の苗条原基が増殖したが、TDZを用いた場合は継代培養を続けると徐々に苗条原基が減りカルス塊になった。健全なヒノキの苗条原基は回転培養によって立体的に増殖するので増殖率が極めて高く、効率的な増殖法として期待できる。不定胚を誘導しての増殖系も人工種子技術を適用する上で重要なので、最適誘導条件を検索した。浸透圧効果を期待してPEGの0ー300mg/lを培地へ添加したが効果は認められなかった。NAAの1.86mg/lの添加によってカルスからの高率の発根が見られた。 |
研究分担 | 生物機能・培養研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030041284 |
収録データベース | 研究課題データベース |