木本性植物培養組織の形態形成過程におけるオリゴ糖の機能の解明(764)
課題番号 | 1994004708 |
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) |
研究期間 | 継H03〜H08 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 生物機能及び遺伝資源特性の解明と新利用技術の開発 |
大課題 | 林木の生理機能の解明と生物工学的利用法の開発 |
中課題 | 林木の組織培養法の開発 |
小課題 | 木本性植物培養組織の形態形成過程におけるオリゴ糖の機能の解明(764) |
摘要 | スギ成木葉条由来のシュートを1/2LP培地にて継代培養し増殖・維持する技術を確立した。このシュートを用いてin vitroでの着花誘導条件を検索したところ、10mg/lのジベレリンを添加した培地で培養し、日長を16時間から8時間まで段階的に短日条件にすることで雄花を誘導することに成功した。この培養系を用いて、キシロオリゴ糖混合物の培地への添加処理試験を行ったところ、雄花形成の抑制作用が認められた。0.0225mg/lのBAPと1.86mg/lのNAAを含有したWolterとSkoogの培地にキシロオリゴ糖を0−100mg/l添加してスギのシュートを挿し付けたところ、100mg/lの濃度の時のみ発根個体が得られた。オリゴ糖の雄花抑制や発根の形態形成への効果が確認された。 |
研究分担 | 生物機能・培養研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030041287 |
収録データベース | 研究課題データベース |