ミズナラ・ウダイカンバの系統発生的材質変異(283)
課題番号 | 1994004745 |
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) |
研究期間 | 継S57〜H06 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 北方系森林の高度に自然力を活用した管理技術の確立 |
大課題 | 北方系森林の多様性及び動態の解明と更新・保育技術の向上 |
中課題 | 北方系樹種集団の遺伝的多様性と遺伝変異の維持機構の解明 |
小課題 | ミズナラ・ウダイカンバの系統発生的材質変異(283) |
摘要 | 遺伝的変異が大きいといわれる道央部と変異が小さくモンゴリナラが混在するとされる道北部の日本海沿岸およびオホーツク海沿岸の集団を比較するために、天塩、稚咲内、稚内、浜頓別、枝幸および札幌のミズナラ天然林から冬芽を採取しアイソザイム分析をした。Got遺伝子座には全部で5個の対立遺伝子がみられ、うち3個は全集団で共通に出現した。稚内には4、枝幸には最も多い5個の対立遺伝子がみられた。各集団において遺伝子型頻度の期待値は観察値とよく適合した。ヘテロ接合体率の観察値は0.36〜0.55、期待値は0.34〜0.53で多様性に富んでいた。ヘテロ接合体率から求めた近交係数は0に近く、これらの集団はいずれも任意交配集団とみられた。 |
研究分担 | 北海道・遺伝研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030041324 |
収録データベース | 研究課題データベース |