野鼠食害痕からの腐朽・変色被害の実態解明(339)
課題番号 | 1994004793 |
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) |
研究期間 | 継H03〜H07 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 北方系森林の高度に自然力を活用した管理技術の確立 |
大課題 | 北方系森林の生物被害回避及び生物管理技術の改善 |
中課題 | 森林病害回避技術の改善 |
小課題 | 野鼠食害痕からの腐朽・変色被害の実態解明(339) |
摘要 | カラマツ野鼠食害木を地上から30cmおきに円板を採取して、円板の断面積と腐朽・変色の割合および腐朽到達高の関係を測定した。腐朽の見られる割合が高い採取地と、半分ほどの採取地があり、地域によって傾向に違いが見られた。ほとんどの円板でその断面積に腐朽・変色が占める割合は20%未満で、食害部周辺のごく狭い範囲に限られていた。食害後5年以下では腐朽到達高30cm以下が多く、6年以上でも到達高は60cm以下がほとんどで、経過年数が増加してもこの傾向は変わらなかった。しかし例外も見られ、これは腐朽菌の種類の差によるものと思われる。今後、腐朽・変色材の元素分析のためにエネルギー分散型X線分析装置が必要である。 |
研究分担 | 北海道・樹病研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030041372 |
収録データベース | 研究課題データベース |