クマゲラの生息実態の解明(422)
クマゲラの生息実態の解明(422)
課題番号 | 1994004831 | ||
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研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) | ||
研究期間 | 継H02〜H06 | ||
年度 | 1994 | ||
研究問題 | 多雪・寒冷地帯の森林保全技術及び林業経営技術の体系化 | ||
大課題 | 多雪・寒冷地帯森林の保全管理技術の高度化 | ||
中課題 | 野生生物の保護管理技術の開発 | ||
小課題 | クマゲラの生息実態の解明(422) | ||
摘要 | 南八甲田地域においてクマゲラの繁殖生態の調査を行った。その結果、クマゲラの繁殖木の確定と繁殖の確認を行った。繁殖木はブナで樹高25m、胸高直径75cmであった。穴の位置は高さ9mで、形状は縦13cm、横10cmの楕円状で北西向きであった。育雛期の観察により来巣時間間隔は、日毎に長くなり、来巣回数の雌雄の割合は日毎に雄の回数が多くなることがわかった。また、今年度までのクマゲラの繁殖地である白神山地、中村川源流2カ所、南八甲田地域のうち今年度繁殖が確認されたのは、中村川源流1カ所と南八甲田地域の2カ所だけであった。本州と北海道のクマゲラ個体群の交流等の解明が緊急の問題であり、DNAレベルでの研究をすすめるため、DNA分析装置が必要である。 | ||
研究分担 | 東北・鳥獣研(部長) | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030041410 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |