東北地方における誘導抵抗性を利用した防除手法の検討(360)
課題番号 | 1994004854 |
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) |
研究期間 | 継H04〜H08 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 多雪・寒冷地帯の森林保全技術及び林業経営技術の体系化 |
大課題 | 多雪・寒冷地帯の森林・林業経営技術の高度化 |
中課題 | 森林の生物・気象被害回避技術の改善 |
小課題 | 東北地方における誘導抵抗性を利用した防除手法の検討(360) |
摘要 | 弱病原性マツノザイセンチュウ(14−5、48−15、OK−2)を用いて野外のアカマツ(8年生)に対して接種試験を行った。9月24日現在ではまったく枯死しなかった。強病原性線虫(S6−1、T−4)接種でも枯死率0%であったことから、抵抗性が誘導された結果ではなく、本年の夏期の異常低温(6〜8月の平均気温18〜20℃、平年値より3〜6℃低い気温)の影響を受けたためと思われる。弱病原性線虫(14−5)を2年生クロマツに接種した場合は、15℃では枯死しなかった。これを25℃に置いたところ80%枯死し、抵抗性は誘導されなかった。弱病原性線虫でも条件によって枯死することから、接種頭数が多い(1,000頭)ことが影響したものと考えられる。寒冷地帯での抵抗性誘導するための温度と低頭数の関係試験を実施中である。 |
研究分担 | 東北・樹病研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030041433 |
収録データベース | 研究課題データベース |