カエデ等落葉広葉樹の種子の発芽習性(37)
カエデ等落葉広葉樹の種子の発芽習性(37)
課題番号 | 1994005006 | ||
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研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) | ||
研究期間 | 完H01〜H05 | ||
年度 | 1994 | ||
研究問題 | 森林生態系における立地環境及び植物相の特性と機能の解明[1] | ||
大課題 | 森林群落の構造と機能の解明 | ||
中課題 | 林木の繁殖特性と生活史特性の解明 | ||
小課題 | カエデ等落葉広葉樹の種子の発芽習性(37) | ||
摘要 | 散布後の種子の動態を、落葉広葉樹林構成樹種であるカエデ属3種について比較した。散布後発芽までの種子の死亡率は、非常に高かった。5年間の平均では、散布健全種子のわずかに7−16%が発芽に成功した。特に、散布後翌年の春までの間に大部分の種子(30−80%)が、主としてネズミによる捕食によって死亡した。イタヤカエデは、1年目の春にほぼすべて発芽したが、オオモミジは1年遅れで2年後の春に発芽する習性を示した。ウリハダカエデは、約半数が1年目にまた残りの大部分が2年目に発芽するという日和見的な発芽パターンを示した。後2者についても、休眠を維持した種子には夏期に菌害等による死亡圧がかかり、結果的に埋土種子密度は大きく低下すると考えられた。 | ||
研究分担 | 森林環境・種生態研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030041585 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |