拡散モデルによる群落内での花粉・種子の風散布様式の解明
課題番号 | 1994005009 |
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) |
他機関 | 九州 |
研究期間 | 単H05〜H05 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 森林生態系における立地環境及び植物相の特性と機能の解明[1] |
大課題 | 森林群落の構造と機能の解明 |
中課題 | 林木の繁殖特性と生活史特性の解明 |
小課題 | 拡散モデルによる群落内での花粉・種子の風散布様式の解明 |
摘要 | 風散布樹種の散布パターンには、弾道モデルを応用したGreene&Johnson(1989)のモデルが比較的よく適合した。ただし、実際の林内ではいくつかの要素により散布パターンは複雑化し、モデルの予測性は下がった。一方、花粉の拡散については、単純な拡散モデルであるplumeモデルが十分有効であり、静止空気中での落下速度を組み込んだモデルと同程度の適合度を示した。落葉広葉樹林を構成する風散布樹種は、種子生産量と樹高/種子落下速度比の両者を増加させることで散布面積を拡大するよう適応していた。また、散布面積を拡大する諸形質は、実生の低い生残率をおぎなう傾向を示した。 |
研究分担 | 森林科学園森林環境・群落研種生態研樹木研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030041588 |
収録データベース | 研究課題データベース |