森林の水流出調節機能の向上技術の開発(107)

森林の水流出調節機能の向上技術の開発(107)

課題番号1994005026
研究機関名森林総合研究所(森林総研)
研究期間完H02〜H05
年度1994
研究問題森林の水土保全・防災機能の維持・増進技術の高度化[2]
大課題森林の水保全機能の解明と維持・増進技術の向上
中課題山地流域における水保全技術の開発
小課題森林の水流出調節機能の向上技術の開発(107)
摘要水保全にとって望ましい施業技術の開発のため、森林施業が水流出過程に及ぼす影響を検討した。年降水量に占める樹冠通過雨量、樹幹流下量の割合は、間伐前がそれぞれ77.7%と5.2%、間伐後が86.1%と4.3%となった。樹冠遮断率の減少は約44%と見積もられ間伐率とほぼ一致した。帯状伐採後は伐採前に比べて、期間流出量に占める平・低・渇水流出量の割合が大きくなった。温暖期の蒸発散量は平均で66.3mm減少し、皆伐による蒸発散量の減少量の43%に相当した。また直接流出量、ピーク比流量は帯状伐採によりその値が大きくなったが、皆伐試験による値と比較して、いずれも小さな値であった。本研究の成果は水資源の保全と開発を考慮した森林施業方法の確立のための基礎資料となり、保安林行政など各種行政施策の実行に生かされる。森林の適正な管理が水の量的・質的保全機能に及ぼす影響をさらに定量的に解明する必要がある。
研究分担関西森林環境北海道・気象研水資源研水流出研防災研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030041605
収録データベース研究課題データベース

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