林内植生の再生機構と環境条件の関係解明(183)

林内植生の再生機構と環境条件の関係解明(183)

課題番号1994005043
研究機関名森林総合研究所(森林総研)
他機関国際農研
研究期間完H03〜H05
年度1994
研究問題生産目標に対応した育林技術の開発[6]
大課題森林の生産機構の解明による更新・保育技術の向上
中課題森林の再生機構の解明による天然更新技術の向上
小課題林内植生の再生機構と環境条件の関係解明(183)
摘要12mx12mと7mx7mの2個の人工的な林冠ギャップ、およびこれに隣接する落葉広葉樹二次林内において、5cm、15cm、30cmの深さの土壌水分を着葉期と開葉以前に測定した。また12m区と林内にて雨量を測定した。着葉期の土壌は林内が一番乾燥し、ギャップが大きくなるほど湿っていた。ギャップの大きさによる土壌水分の差は、降雨量が十分な場合目立たないが、降雨量が少くなると拡大した。特に8月から9月にかけて平年の数%以下の降雨量であった年は、林内と7m区の土壌は測定限界以上に乾燥したが、12m区の土壌は相対的に湿っていた。開葉以前では、調査区間の土壌水分の差はわずかであった。これらは、着葉期では林冠からの蒸発散によって失われる水分が、ギャップ内の土壌表面から蒸発する水分より多いためと考えられた。土壌水分は深さによっても異なり、降雨直後の一時期を除けば、深い土壌ほど常に湿っていた。着葉期に林内の土壌が相対的に乾燥することから、ギャップ内の稚樹の成長促進は土壌水分も大きな要因のひとつであるといえる。
研究分担企画調整森林環境生産技術・研究情報種生態研植生研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030041622
収録データベース研究課題データベース

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