積雪地帯における崩壊機構(399)
積雪地帯における崩壊機構(399)
課題番号 | 1994005102 | ||
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研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) | ||
研究期間 | 完S60〜H05 | ||
年度 | 1994 | ||
研究問題 | 多雪・寒冷地帯における森林維持・造成技術の高度化[10] | ||
大課題 | 多雪・寒冷地帯の保全的施業技術の体系化 | ||
中課題 | 山地荒廃予防・復旧技術の確立 | ||
小課題 | 積雪地帯における崩壊機構(399) | ||
摘要 | ブナ伐採跡地の崩壊原因を究明するため、奥羽山地のブナ生立木および伐採後の経過年数の異なるブナ伐根から試験片を採取し、引っ張り強度を測定した。また、ブナ生立木およびブナ伐根の成立した斜面の下部1mの位置に幅30cm、深さ70cmの土壌断面をとり、その断面に現れた根の直径、本数、引っ張り強度を測定し、単位土壌断面幅当たりの根系による直径階別引っ張り強度を求めた。その結果、ブナ伐採跡地における根系の引っ張り強度は、伐採後4年間でかなり低下することが明らかになった。さらに、北上山地の風衝荒廃地において、風衝法面に平行に基準杭を埋設して、地表面侵食の拡大経過を測定するとともに、地表面侵食の主因と考えられる冬期の風速について、水平分布、垂直分布の測定を行い、風速と地表面侵食との関係を把握した。目的の成果が得られたので完了とする。 | ||
研究分担 | 東北・防災研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030041681 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |