都市近郊林の諸機能のゾーニングと機能評価手法の開発(436)
課題番号 | 1994005112 |
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) |
研究期間 | 完S63〜H05 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 関東中部地域における環境保全的森林管理技術の高度化[11] |
大課題 | 首都圏における都市近効林の総合利用計画手法の確立 |
中課題 | 都市近郊林の機能評価のための情報処理システムの開発 |
小課題 | 都市近郊林の諸機能のゾーニングと機能評価手法の開発(436) |
摘要 | 都市近郊林の諸機能のゾーニングを行い、その後に都市近郊林の評価手法の開発を行った。ゾーニングについては、神奈川県宮が瀬ダム上流地域の約1万haを、行政区分・所有区分・人工林の現況・植生・標高・保安林・砂防指定地・自然公園・林道・観光資源及びその施設、等をオーバーレイすることにより、4種類の区分によるゾーニングができた。評価手法の開発については、対象地域を関東地方全体に広げ、衛星画像データを用いて、都市近郊林の抽出手法の検討、都市近郊林の減少状況の把握、最終的に都市近郊林の分布状況の評価手法の開発を行った。都市近郊林で土地被覆分類が確実に行える限界は7〜8割程度であり、残りについてはファジイメンバーシップ関数を用いた属性づけの手法を提案した。分析結果では、TMデータ「関東」のフルシーンの重ね合わせで、84年から89年の間に429箇所の大規模な森林減少が起こったことが確認された。また、同面積の森林でも、まとまって存在する場合と分散している場合の環境形成機能の差を指標化する方法を提示した。 |
研究分担 | 林業経営・環境管理研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030041691 |
収録データベース | 研究課題データベース |