課題番号 | 1994005127 |
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) |
研究期間 | 完H01〜H05 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 風致林及び都市近郊林の育成・管理技術の高度化[12] |
大課題 | 都市近効林の防災的管理技術の向上 |
中課題 | 温暖少雨地帯における森林の水保全機能の評価手法の開発 |
小課題 | 林内の地面蒸発量推定モデルの開発(462) |
摘要 | 林床面からの蒸発量を推定する「EFFモデル」を構築した。同モデルは、土壌表面からの蒸発量を予測するモデルに落葉層による被覆効果をサブルーチンとして取り込んだモデルである。落葉層による被覆効果とは、■鉱質土壌からの蒸発を抑制する効果、■落葉層自体が雨水を貯留し蒸発を生じさせる遮断蒸発、の2項目に分類される。実験によって、■落葉層の堆積深が3cm以下の場合、鉱質土壌からの蒸発量は3割に抑制されること、■落葉層による遮断蒸発量は日射量と落葉層含水率の関数で表されること、が明らかになりモデル化した。EFFモデルを京都府南部の落葉広葉樹二次林に適用したところ、林床面蒸発量が蒸発散量に占める割合は通年で18%、落葉期で36%と推定された。 |
研究分担 | 関西・防災研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030041706 |
収録データベース | 研究課題データベース |