リグノセルロース生分解性プラスチックの開発(688)
課題番号 | 1994005195 |
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) |
研究期間 | 完H03〜H05 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 木質系資源の改質・成分利用技術の高度化[6] |
大課題 | 木材の化学加工技術の開発 |
中課題 | 木質系機能材料の開発 |
小課題 | リグノセルロース生分解性プラスチックの開発(688) |
摘要 | リグノセルロースから生分解性プラスチックの開発を目的とした。LiCl/DMAc法で調整したリグノセルロースフィルムのセルラーゼ分解性は、LiCl/DMAcで溶解する前のリグノセルロース繊維よりLiCl/DMAcから再生したリグノセルロースフィルムの方が高い分解性を示した。蒸煮爆砕で成分分離したリグノセルロースをベンジル化するとTHFに約89%溶解するベンジル化リグノセルロースが得られた。これをキャスト法で製膜したフィルムは既存のセルロース系フィルムと同等の強度を有していた。ベンジル化リグノセルロースの熱圧によってもシートの成形ができた。ベンジル化反応の不均一性の改善と反応効率の向上の為には反応装置の改良の必要性が認められた。 |
研究分担 | 木材化工・機能研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030041774 |
収録データベース | 研究課題データベース |