細胞の成長に伴う細胞壁構成成分の分解と生合成プロセスの解明(793)
課題番号 | 1994005225 |
研究機関名 | 森林総合研究所(森林総研) |
研究期間 | 完H03〜H05 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 生物機能の解明による新利用技術の開発[8] |
大課題 | 森林植物及び微生物の生物機能解明と高度利用法の開発 |
中課題 | 木本植物細胞の伸長・分化機構の解明 |
小課題 | 細胞の成長に伴う細胞壁構成成分の分解と生合成プロセスの解明(793) |
摘要 | スギ形成層組織の細胞壁多糖類を分析することにより、針葉樹の一次壁がホモガラクツロナン、ラムノガラクツロナン、アラビノガラクタン、キシランおよびセルロースから構成されることを明らかにした。これらの多糖類のうち、ラムノガラクツロナンについて、構成糖分析、メチル化分析、部分加水分解、リチウムによる還元分解等の手法を用いて構造解析したところ、ラムノガラクツロナンI(RG−I)およびII(RG−II)を含むことが示された。詳細な構造解析の結果、RG−Iの主鎖構造は、→2)−α−D−Rhap−(1→4)−α−D−GalpA−(1→、でありラムノース残基の半数2位にアラビノースとガラクトース残基から成る側鎖が結合していることが示された。また、RG−IIは10以上の構成糖からなる複雑な構造を有していた。 |
研究分担 | 生物機能・生化研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030041804 |
収録データベース | 研究課題データベース |