果樹園内のフェロモントラップ設置位置によるキンモンホソガの成虫誘引消長の差異(319)
課題番号 | 1994001499 |
研究機関名 | 果樹試験場(果樹試) |
他機関 | 福岡生産環境研 |
研究期間 | 継H05〜H06 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 果樹の研究技術情報のシステム化 |
大課題 | 果樹病害虫に関する情報利用技術の体系化 |
中課題 | 果樹害虫の発生予察用具の開発及びモニタリング法の開発 |
小課題 | 果樹園内のフェロモントラップ設置位置によるキンモンホソガの成虫誘引消長の差異(319) |
摘要 | りんご園内、外縁部及び防風林内に、キンモンホソガの性フェロモン0.003mg含浸の誘引源を中央に置いた粘着トラップを、越冬世代には地上高30cm、以後の世代には150cmに設置し、1週間ごとに誘引数を調査した。その結果、設置場所によって捕獲数に差はあるが、発生のトレンドに差はなかったので、発生消長を把握するためには、いずれの設置位置でも不都合はないと考えられる。しかし、誘引数が多いと調査に多大な労力を要し、トラップの容量を越える誘引数では調査間隔を短縮せねばならないので、誘引数の少ない外縁部か、あるいは防風林内の設置が能率的である。風の影響をあまり受けない防風林内では、開口部の方角が異なるトラップ間で誘引消長が変化しなかったが、外縁では開口部の一方向に偏って捕獲される傾向がやや見られ、誘引は風向に影響されていると思われた。 |
研究分担 | 盛岡・虫害研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030042121 |
収録データベース | 研究課題データベース |