魚介類の成長機構の解明(39)

魚介類の成長機構の解明(39)

課題番号1994005274
研究機関名北海道区水産研究所(北水研)
研究期間完H03〜H05
年度1994
研究問題亜寒帯海域における水産資源の培養および持続的利用技術の確立
大課題海域特性に調和した増養殖生産技術の開発
中課題水産生物の増殖技術の開発
小課題魚介類の成長機構の解明(39)
摘要インスリン様物質は脊椎動物だけでなく、モノアラガイでも成長に深くかかわることが近年示されている。そこで無脊椎動物が有する成長関連ホルモン物質の候補としてインスリン様物質の探索をした。甲殻類を中心に十数種の無脊椎動物の神経系、消化管系を抗ヒトインスリン抗体を使用した免疫組織化学的手法によりスクリーニングした結果、ハナサキガニの脳、胸部神経節、眼柄に陽性反応が認められた。陽性が認められた切片に連続する切片を数種の陰性コントロールとして染色したが同一の染色像は認められなかった。このことはハナサキガニの神経系にインスリン様の物質が存在することを示している。また、神経系に反応が認められた点はモノアラガイやカイコと一致した。しかしながら、組織学的調査だけではこの免疫学的インスリン様物質が実際に生体内でどの様な機能を有しているのは明らかにできなかった。また、甲殻類の成長に関する基礎的知見を得るためにハナサキガニを材料に脱皮当りの甲長増加率を飼育実験で測定した。実験には未成熟の雄個体のみを用い、166例を観察した。甲長増加率は91〜130%と大きな幅を示した。平均値±SDは111.8±6.3%であった。マイナス成長を示す個体が数個体見られたがこのことは脱皮が成長とは独立して起こる可能性を示している。
研究分担資源増殖・浅海育研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030042157
収録データベース研究課題データベース

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