胚珠培養及び花粉培養を利用した半数体作物の育成利用技術の開発(39)
課題番号 | 1994002659 |
研究機関名 | 北陸農業試験場(北陸農試) |
研究期間 | 継H03〜H07 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 北陸平坦水田地帯における総合生産力向上技術の確立 |
大課題 | 積雪地帯における高生産性稲作技術の確立 |
中課題 | 稲育種法の開発 |
小課題 | 胚珠培養及び花粉培養を利用した半数体作物の育成利用技術の開発(39) |
摘要 | 葯培養における再分化に関連した遺伝子座を解明する目的で、日本型品種「日本晴」とインド型品種「密陽23号」とのF1から一段階培養法および従来法(二段階培養法)により再分化個体群を育成した。これら再分化個体群について、葯培養により生じる遺伝子頻度の歪みの有無を、RFLPマーカーを用いて染色体全領域について明らかにした。その結果、第3および第10染色体上に日本晴の遺伝子頻度が高くなり、第11染色体上に密陽23号の遺伝子頻度が著しく高くなる染色体領域が、両培養法に共通して認められた。また、第12染色体には一段階培養法によって日本晴型の遺伝子頻度が、第1および7染色体には従来法によって日本晴型の遺伝子頻度が高くなる領域も認められた。これら遺伝子頻度に歪みを生じた染色体領域は、葯培養過程において両親のいずれかの遺伝子型を有する花粉に選択的に由来する可能性が示唆された。 |
研究分担 | 作物開発・育種法研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030042215 |
収録データベース | 研究課題データベース |