良食味米の乾燥工程における品質低下要因の解明(70)
課題番号 | 1994002699 |
研究機関名 | 北陸農業試験場(北陸農試) |
研究期間 | 継H05〜H07 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 北陸平坦水田地帯における総合生産力向上技術の確立 |
大課題 | 積雪地帯における高生産性稲作技術の確立 |
中課題 | 水稲の品質向上技術の確立 |
小課題 | 良食味米の乾燥工程における品質低下要因の解明(70) |
摘要 | 通風乾燥における送風温度を20−45℃、湿度を27−75%RHの範囲で変化させた場合の乾燥後の胴割れ率、発芽率、白度とヨード呈色度等の炊飯特性、動的弾性率等の米飯物性及び糊化特性を調査した。胴割れは最大1.1%と小さく品質への影響は無いと考えられた。発芽率は、休眠性により送風温度が低いほど低くなった。乾燥速度とヨード呈色度及び溶質固形分は負の相関があり、乾燥速度が等しい場合は温度が高いほどヨード呈色度及び溶質固形分が高くなった。乾燥速度と動的弾性率、最高粘度及びブレークダウンは、それぞれ正の相関があった。乾燥速度が等しい場合は、温度が高いほど最高粘度及びブレークダウンが高くなった。なお、供試材料は、稲架干した水分13%の「こしひかり」を約27%の水分へ再調製した。6年度は、収穫直後の材料で試験を行うとともに食味との関連を調査する。 |
研究分担 | 地域基盤・機械施設研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030042255 |
収録データベース | 研究課題データベース |