アフリカの農業生態系調査(ナイジェリア、ニジェール)
課題番号 | 1994004035 |
研究機関名 | 国際農林水産業研究センター(国研センタ) |
他機関 | 農環研【今川俊明】 |
研究期間 | 単H05〜H05 |
年度 | 1994 |
研究問題 | 開発途上地域における農林水産業の地域特性及び技術開発方向の解明並びに情報システムの開発 |
大課題 | 農林水産業の地域特性及び技術開発方向の解明 |
中課題 | アフリカ(サヘル以南)地域の農林水産業の特性及びその技術開発方向の解明 |
小課題 | アフリカの農業生態系調査(ナイジェリア、ニジェール) |
摘要 | サハラ以南アフリカにおける天水農業の生態系に関する現地調査を行った。年平均降水量500mm以下のサヘルサバンナでは、bush−fallowを含む移動耕作様式のもとに、短期に収穫できるソルガム、ミレット(トウジンヒエ)を基幹作物とする穀類生産が主体であり、生産性は降水量で変動するため、その軽減が技術開発の目的となっていた。在来の生態系では、Faidherbia albida, Parkia biglobosa、Acasia senegal等の深根性豆科喬木樹種の植生が環境景観、地力維持、食料生産及び、燃料供給等の面で重要な役割を担っていたが、80年代の旱魃や人口増加で減少する傾向があり、砂漠化現象の一面となっていった。早生豆科樹種(Leucaenaなど)を用いた林畑間作のような一種のアグロフォレストリー技術も導入されたが、まだ必ずしも確立した技術体系となっていなかった。 |
研究分担 | 海外情報・国際情報官 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030042303 |
収録データベース | 研究課題データベース |